サマルトリアにいかずちの杖(3)
スーパーファミコン版では、サマルトリア王子の打撃攻撃力が見直され、ロトの剣や、ひかりのつるぎが装備できるようになっている。
つまり、いかずちの杖を持たせなくても、サマルトリアは打撃で強いダメージを与えられるようになった。
では、スーファミでは、サマルトリアに杖を与える意味はないのか。
そうでもない。
スーファミ版では、いかずちの杖の打撃攻撃力は、ロトの剣より高いのだ。
つまり、ロトの剣をローレシアに、いかずちの杖をサマルトリアに装備させると、打撃ダメージの効率が高い。
ムーンブルクに杖を渡してしまうと、サマルトリアは鉄の槍か魔道士の杖でしのぐことになる。
打撃担当2人のうち1人が、あきらかに弱い武器ということだ。
そして打撃面では期待できない魔法使いムーンブルクが、ロトの剣クラスの打撃武器を不当に持っているということになってしまう。
ひかりのつるぎの購入資金がたまるまで、サマルトリアはいかずちの杖で中盤をしのいでゆける。サマルトリアにひかりのつるぎが回ってくるのは「いなずまの剣」を入手する終盤だから、杖は、そのタイミングまでサマルトリアを支える打撃ダメージソースになってくれるのだ。
こうなると、ゲームデザイン的に、いかずちの杖はいっそサマルトリア専用武器として用意されているようにしかみえないのだが、どうか。
というより、いかずちの杖の攻撃力強化は、「サマルトリアに杖という手もあるんだよ」という、製作者側からのヒント、サインじゃないかという気がする。
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サマルトリアの王子といえば、ネット上では、
「サマルトリアの王子って、弱い!」
というのが苦笑まじりの定説のようになっていて、それについて、わりとぼくは、前々から疑問に思っていました。
サマルトリアって、弱いですか。
ぼくはそう思ったことがない。
このゲームの敵キャラは、総じて、
「力の強いローレシアと腕力低めのサマルトリアが一回ずつ打撃を加えると、倒せる」
というバランスでデザインされている。
そういうデザインで、「サマルトリアが弱い」というのは、意味がわからない。鉄の槍までしか装備できないとか、そういうの、関係なくないか。
いかずちの杖を持ち、水の羽衣を着たサマルトリアは、攻撃ダメージも被ダメージ軽減率もまったく申し分ない。
いかずちの杖も水の羽衣も、「ムーンブルク専用です」なんてどこにも書いてないのだ。
ムーンブルクにいかずちの杖と水の羽衣を与えておいて、
「ムーンブルクに比べてサマルトリアは使えない」
などというのは、プレイヤーが一方をえこひいきしておいて、他方をなじっているということじゃないのだろうか。
そういうのって、たとえるなら、小学校のクラスで、なんとなく雰囲気的に発生する、
「あいつは、いじめていい奴」
みたいな認識に似ていて、ちょっとやです、ぼくは。
*
ところで急に話は変わって、これはまったくの余談なのですが、ぼくは加納新太といいます。
下の名前はあらたと読むのですが、この名前に生まれついた人間だけに与えられる楽しみというのが、ドラクエ1のエンディングに隠されているのですが、皆さん知ってました?
つまりこういうことです↓。偶然気づいて、思わず笑ってしまった(画像クリックで拡大します)。
あな、聖霊ルビスはわれとわが旅を嘉し給ふ。
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