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加納新太

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    君の名は。 Another Side:Earthbound
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    月姫 アンソロジーノベル〈2〉
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    月姫 アンソロジーノベル〈1〉
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2009年3月

2009年3月29日 (日)

ウド

 キユーピー三分クッキングでやっていたうどとわかめと牛肉の炒めもの。

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 肉150グラムに酒と醤油を大さじ一杯ずつかけて下味をつける。今回は、合い挽きのひき肉が特売だったからそれで代用。
 乾物のわかめ16グラムをもどしておく。
 フライパンに油を引き、肉を炒める。あらまし火が通ったら、取り出し、肉のだしがでているそのフライパンに油を足してわかめを炒める。
 醤油大さじ1、みりん大さじ1でわかめに味付けし、肉を戻して炒め合わせ、最後に薄切りにしたうどを混ぜ込む。余熱で火を通す。

 作り方がめちゃめちゃ簡単だったから(すべての調味料が「大さじ1」。メモ取る必要もなかった)ほとんどシャレのつもりで作ってみたのだが、これは、想像した以上にうまかった。うどでなくても行けそう。レパートリーが一個増えてラッキー。

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 ついでに作ったうどとわかめの酢の物。

2009年3月28日 (土)

ルーから作るカレー・再び

 と、まあ、カレー粉を練るところからカレーを作って、いろいろと反省をしたのが先週のことであった。

 今週のカレーは、いかにすべきか。

 まず、きちんとスープをとるということ。ゲンコツとか、トリガラが手に入れば最高なんだが、ふつうのスーパーには、そういったものは、さすがに売ってない。
 しかたない、具にする肉から、だしを取ってしまうことにしよう。具から味が抜けてしまうが、そこはしかたないものとする。
 鶏の手羽元と、豚のひき肉を買うことにした。これらを水から煮て、だしを取る。肉でも魚でも、スープを取りたいときには水から煮るのだ。ついでに、タマネギのみじん切りを作ったときに出たタマネギの端っこや、にんじんの頭など、屑野菜を放り込んでおく。さらにダシガラの昆布なども。イノシン酸に対してグルタミン酸を足して相乗効果をねらう。
 うちではカレーはひき肉で作ることが多い。小分けにして冷凍するので、ひき肉だと、肉が均等にタッパーに入りやすい。

 さて、先週のカレーで、反省点がもうひとつある。写真ではうまく出なかったけれど、出来たカレーが、とても黄色かったのだ。
 ソバ屋のカレーの色である。
 ふつうにカレー粉でカレーを作ると、真っ黄色いカレーになるらしい。
 そうか、カレー粉で昔ながらのカレーを作っているから、ソバ屋のカレーはああいう色なのだ、と得心がいった。
 けどぼくは個人的に、うすいチョコレート色というか、濃いあめ色というか、そういう焦げたような色合いのカレーが好きなので、そういう色を出したい。

 どうしたらそうなるのか。
 思い当たるふしがひとつあって、前回は、タマネギがキツネ色になったころあいで小麦粉とカレー粉をまぜてルーにした。
 ひょっとしたら、タマネギを濃い茶色になるまでじっくり炒めてルー化したら、茶色いルーができるわけで、カレーもそういう色になるのでは?

 タマネギを茶色にするのは、けっこうめんどうくさい。
 なぜならあの茶色は、タマネギのお焦げがタマネギ本体に染みこんだものだからだ。
 ほんとうの焦げ焦げにしてはならないが、ほどほどに焦がす。鍋底に、タマネギの焦げがこびりつく。そこに水を加えて焦げを溶かし、タマネギに含ませる。
 弱火でやっているといつまでも色が変わらないから、強火で一気に炒める。強火だから常に混ぜてないといけない。

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 タマネギはスライスよりも、やはりミジンが良い。茶色くなりやすい。ミジン切りを大量に作るためにも、野菜用の千切りスライサーは欠かせない。
 また、タマネギを炒めるとき、ショウガのみじん切りとおろしニンニクを混ぜておく。カレーの辛さは、唐辛子ではなくて、ショウガで出すほうがうまいと思う。

 小麦粉とカレー粉をまぜる。
 良い感じに、ひとまとまりになる。ただ、混ぜるのが重い。

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 できたルーをスープでのばし、別に炒めておいたじゃがいもとひき肉を加え、今回特に買ってきた月桂樹の葉を投げ込む。月桂樹って、風味付けになっているんだかいないんだか、正直いって味からは判断できないんだけれど、入れるとなんだか本格っぽくて素敵ですよね。

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 味見してみて、若干の物足りなさがあったので、コンソメ顆粒を小さじ二杯加えてみたら、絶妙にバランスがとれた。これはだしの濃さというより、塩味の問題かもしれない。
 びっくりすることに、ヱスビーのゴールデンカレーにかなり近い味になった。
 ここからが遊びであって、手持ちの香辛料を少しずつ入れてみて、変化を楽しむ。チャツネと五香粉は必ず入れるとして、あとナツメグ、ガーリックパウダー、アジシオ、オタフクソースなど。オタフクソースはカレーに合います。ウスターより合うと思う。隠し味程度に砂糖を入れるのもぼくは好きです。

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 今回は、かなり満足度が高い。旨い。
 自分の作ったカレーが旨いと、なんかへんな多幸感みたいなものがありますね。なんかこう、ちびまる子ちゃんとおじいちゃんが「パアァ~……」となっているシーンのあの顔になってしまう。
 どうやら、ルーを練ってスープを取って作ったカレーは、香辛料をわりと好き勝手に放り込んでも、あまり破綻しにくいのではないかという気がする。
 市販のルーって、ちょっとオリジナルなものを入れると、バランスがすぐ崩れて破綻しやすいように思うけど、自分で作るとそのへんに自由度があるようだ。AT車とMT車みたいである。

 次は和風だしで作ってみたらどんなものだろう。かなり強くだしを取らないと、厳しい気がするけれど、うまくいけばソバ屋さんの独特なカレーが再現できるかもしれない。

2009年3月15日 (日)

(檀流)カレーライス・西洋風

 ハウス・ジャワカレーが大好きなのだけれども、カレーを作ると、いつも少しだけ後ろめたい思いがする。
 味付けを全部市販のルーがやってくれるから、なんというか、ズルをしているような気分になるのである。
 それって、感覚としてわりに一般的にあるような気がする。だからこそ、家庭では、市販ルーにプラスして、リンゴをおろしこんだり、ヨーグルトをまぜたり、別のルーとのブレンドにしたり、いろいろな「ひと工夫」を加えるのだろう。「そのまんまってのも、アレだなあ」という気持ち。大手メーカーに言われるがままなのは嫌、という反発心も、そこには含まれているだろう。ぼくはわりあい、あまり手を掛けずに言われたまんま作っちゃうほうだけれど、そうした気持ちは、非常によくわかる。

 さて、当家では、カレーを作るときにはミジンにしたタマネギをきつね色になるまでじっくり炒めるならわしなのだが、これを毎回やっているうちに、ふと、この手間をかけるなら、ルーから自作するとしても、手間暇の量はそれほど変わらないな、と気がついた。
 カレーパウダー以外の、カレールーに必要な材料は、全部家にある。いつもの市販ルーを買ってくる代わりに、カレーの粉を買ってくれば、それで作り出せる。

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 まずタマネギから。たっぷり作るので、タマネギ4個を全部スライスする。
 いつもは、みじん切りのタマネギを炒めるのだが、「檀流クッキング」には、スライスしたタマネギを炒めるとあるから、その通りにする。

 これを炒めていくと、このくらいのカサに減る↓。

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 ここに、小麦粉とカレー粉を入れ、炒めながら混ぜ合わせていくわけである。
 これが、いわゆるカレールーだ↓。

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 あとは普通のカレーの作り方と同じ。ルーに水かスープを加えて溶きのばし、炒めた具を入れて、煮込む。ソースや醤油や塩で味をととのえる。
 ぼくは香り付けに五香粉を入れる。それとチャツネ。
 チャツネは最近、痛みかけた紅玉リンゴが投げ売りされていたので、買ってきて煮込んで作った。

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 ルーからカレーを作ってみて驚いたのだが、匂いがすごい。
 脳天を指でぐっと押されるみたいな、すごいカレーの香ばしい匂いがする。そういえば美味しんぼのカレーの回で、カレー粉を炒めるととてもいい香りがするんだと中松警部が興奮していたけれど、あれはこういうことか。
 もうなんて表現したらいいのかわからないのだが、ラリります。ハイになります。鍋の前で思わずクルクル回転してしまいます。

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 しかしながら、感動したのは香りまでで、実際食べてみると、どうも味がうすっぺらかった。ボディが弱いというか、なんというか。顆粒のコンソメでおざなりにスープをとったのだが、そのスープが薄かったのか、それともそもそもコンソメでは駄目なのかもわからない。
 市販のルーを使っているかぎりでは、まったく意識しないことなのだが、ラーメンと同じで、カレーもスープがしっかりしていないと、まずいのだ。
 よく考えたら、カレーだってスープ料理なのだから、だしが命なのはあたりまえなのだが、それを意識させないほど、市販ルーの完成度が高いということなのだろう。

 ということで次回への課題ができてしまった。骨付きの鶏肉を水から煮込んでダシをとるか、もしくは二番だしを濃いめに取るか、ラーメン風にダブルスープという手もある。真の自家製カレー確立までの道はまだまだ遠い。

2009年3月14日 (土)

ダンボール額縁を作る

 家があまりに殺風景なので、デジカメで撮った写真を大きくプリントアウトして壁に貼ることにした。
 最初は、印刷した紙を養生テープで直に貼っていたのだが、湿気で端から反ってくるのでみっともない。

 東急ハンズに行く用事があったので、ついでにポスターフレームを見てきたんだけど、あれってわりあい高いんですね。安いのもあるけれど、アルミの枠がぎらぎらしていたりして、かえって貧乏にみえかねない。

 この位のものをわざわざ買うんだったら、画枠くらい、自作したほうがましな気がする。
 材料はダンボールで、コンクリ打ちっ放し風というか、無印良品調に、ダンボールの素材感をそのまま生かした感じにすれば、かえって味がありそうだ。

 家に帰ってみると、マンションのゴミ置き場に、あつらえたように引っ越し用のダンボール箱が捨ててあったので、着服することにした。

 自作といっても、べつに何の工夫もいらない。単にカッターナイフで額縁のかたちに切り取って、ホームセンターで買ってきた透明プラ板を張り、背後にフタをつけるだけだ。

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 背後はこうなっている↓。

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 とりあえず安倍吉俊さんのポスターを入れてみたら、ことのほか具合が良い。これはこのまま入れておこうか。

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 サイズはA3。
 うまくいったのでもう1個同じものを作った。費用はプラ板代のみ。2個で798円。

2009年3月12日 (木)

赤ピーマン二題

 古畑任三郎を見ていたらピーマンの肉詰めを食べたくなりまして、ピーマン買ってきました。

 デアゴスティーニの「週刊わが家で和食」に、しいたけの肉詰めのレシピが載ってたので、それを流用。肉200グラムに対してにんにく1片をおろしこみ、塩と黒コショウを小さじ三分の一ずつ。

 冷凍しといて、日々のおつまみにする。

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 焼くとこんな感じ。

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 さて、赤ピーマンを流用して、鮭の南蛮漬け。これも「週刊わが家で和食」にレシピがありました。

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 生鮭に粉をつけて揚げ、熱いうちに三杯酢に漬け込む。タマネギとピーマンも一緒に。

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 三杯酢をたっぷり作っちゃったので、三日間くらいひたすら魚の南蛮漬けばっかり作って食べました。油も、魚を揚げると匂いがついちゃってあとは廃棄ですからね。最初は生鮭、つぎはブリ、そして塩鮭、また生鮭。塩鮭はちょっとハズレ。ブリはうまかった。ちょっと揚げすぎくらいに揚げると酢がしみてうまくなります。

2009年3月10日 (火)

最近作った地味なもの(れんこん、その他)

 れんこんってうめえな、と認識を新たにしたのでれんこんを買いまくって食いまくっています。
 冷蔵庫に常備しておく常菜は、このところずっと、れんこんのきんぴら、ごぼうのきんぴら、れんこんのきんぴら、ごぼうのきんぴらでローテーション。

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↑れんこんを細切りに。これだけ細く包丁で切れたらそりゃすごいけれど、そんな腕はあるわけなく野菜カッターを使いました。超便利。もう戻れない。

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↑檀流に、にんじんとひき肉で白く仕上げたれんこんのきんぴら。

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↑別バージョンとして、このように乱切りのれんこんとにぼしのきんぴらも作る。実はこっちのほうが簡単で味も好みだ。

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↑れんこんの直がつお煮。

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↑いわしのおろし煮。いわしを焼いて、だしと大根おろしでさっと似たもの。いわしは身がやわらかくて、シッポとかいじっているうちに取れてしまう。これは要修行。

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↑かぶと油揚げのあっさり煮。かぶ旨え。刺身にして何もつけなくても食える。

2009年3月 6日 (金)

ルパン三世の誤読

 Ipodをシャッフルモードにして聞いていたら、ルパン三世のエンディングテーマがかかった。「ルパン三世その2」と呼ばれている有名な曲である。作詞は東京ムービー企画部、作曲は山下毅雄、歌唱はチャーリー・コーセイ。奥田民生がカバーしたので、それで知っている人も多いでしょう。『あっしーもとにー、からみーつくー』という奴です。

 この曲をたまたま聴いていて、今日、いまになって、「あっ、そうか!」と思ったのだった。これまで、この歌を完全に誤解していた。というか、これまで何も理解せず、特に意味を取ることなくぼんやりと聴いていたのです。

 ちょっとこの歌を知っている人は、1番を頭の中で歌ってみて下さい。ご存じないひとは、youtubeかどこかで聴けるので、興味があったら聴いてみて欲しい。その際、できれば、歌詞を目で見ずに、耳だけで意味を取ってみて下さい。


 さて、いいですね。ここで問題です。
 1番の歌詞のなかに出てくる、『狂った朝の光にも似た』ものとは、何でしょう。

 たぶん、この問題を大勢の人に聞いたら、答えは二つに分かれると思われる。


 ぼくは、今日の今日まで、漠然と、
「マシン」
 だと思っていた。
「海岸を走るマシンの叫び、それは狂った朝の光にも似ている」
 という意味だと思っていたわけだ。

 同様に考えていた人はきっと多いでしょう。
 なぜなら、『狂った朝の光にも似た』までで、いったんメロディーの区切りがあるからだ。この直後にちょっと間というか、タメがあって、メロディーは別展開になる。だから意味も区切りだろうと思ってしまう。

 でもこれは違うんだ。
 ちょっと区切りは悪いが、
『狂った朝の光にも似たワルサーP38』
 と、ここはひとつながりに読むべきなのだ。朝の光にも似た、は、拳銃ワルサーP38にかかる形容なのです。

 この曲は、あらためて検討してみると、ほんとにややこしい。
「ワルサーP38ぃー」で、新たなメロディーが起動するうえに、それに続く歌詞が、
「この手の中に」
 であるので、「拳銃をこの手に握って」という意味に取れてしまい、そっちの解釈にひっぱられてしまう。

 この曲の1番には、たった三つのものしか登場しない、というか、「その三つを並べてみました」というだけの歌なのです。
 その三つとは、「マシン」「ワルサーP38」「ルパン三世」
 それ以外の歌詞は、すべてこの三つを飾るための形容である。すなわち、

「エンジンを叫ばせ、波を蹴立てて走るマシン」
「狂った朝の光に似ているワルサーP38」
「彼の腕に抱かれたら最後、死ぬしかない、そんな男の名はルパン三世」

 という羅列の歌なのだ。


 なぜ、この3つが羅列されているのか。
 それは、この3つのものが、ある「問い」に対する解答であるからです。
 誤解をおそれずにいえば、これは一種の「大喜利」なのです。
 とある設問があって、「マシン」「拳銃」「ルパン三世」が、それを満たす解答として機能しているのです。
 答えだけを提示して、「設問」は、伏せてある。
 この歌詞、つまり「答え」から逆算して、「設問」を想像することができたとき、この歌の意味がわかるようになっている。
 さて、その「設問」とは何か。
「マシン」「拳銃」「ルパン三世」の3つが、模範解答になるような質問。
 それは何か。
 その問いとは、
「危険なもの、といえば何?」だ。

 世の中に、物騒なものはいくつもある。その中で、最も命取りなものを三つ挙げるとしたら、それは何だ?
 すさまじくパワフルなスーパーカー、凶銃ワルサーP38、そして、女殺しのルパン三世だ。
 危険なもの、近づいては命取りになるもの。
 でも、だからこそ抗しがたい魅力があるもの。
 この世にはそういうものがある。
 これはそういう歌であり、「ルパン三世」は、そういう物語なのだ。

 ルパン三世、この男はとてつもなく危険だ。この歌は、そう言っているのだ。

 この歌は、「問い」と「答え」がワンセットで意味をなすのだが、「答え」だけが示され、「問い」は意図的に伏せられている。
 伏せられた「問い」のほうに、主題がこめられている。

     *

『狂った朝の光にも似た』が『ワルサーP38』にかかる、ということは、詞の2番と照らし合わせてみると、ますます間違いないと思える。
 2番では、この部分は、
『女の胸に残してきた燃える血のバラ』とくる。こちらは1番よりもつながりが自然だ。

 この歌の2番は、
『憎しみのまなざしを背中に受けて今日を捨てる』
『女の胸に残してきた燃える血のバラ』
 と歌っている。

 女の胸に血のバラ。
 2番はなんと、抱いた女を射殺して立ち去るルパン三世を歌っている。
 最近ではすっかり水戸黄門みたいになっているが、本来ルパンはそういう男だったはずだ。

 そして、女が死のまぎわ、最後に見た拳銃のギラリとした輝き。それがおそらく『狂った朝の光』なのだろう。


(二重括弧は引用。研究・評論を目的として、法的に認められたものです)

2009年3月 2日 (月)

(檀流)イカのスペイン風

 唐沢俊一先生が檀流クッキングレパートリーの「イカのスペイン風」のことを日記に書いておられた。テレビの取材で、カメラの前でそれを実際に作ってみられるそうだ。
 アレっと思ってしまったのは、
「そんな料理、あったっけ」
 ということだった。見直してみるとちゃんとあった。比較的、興味のうすい題材だったから、記憶から抜け落ちていたようだ。

 しかし意識して読み返してみると、かなり旨そう。果たしてスーパーに出かけてみるとスルメイカ一杯が三割引。

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 イカの全貌というものは、あらためて手にとって持ち上げてみると、やはりギョッとするものがある。こいつを食うのかよ、俺が、今から? という「我に返る」瞬間があって、まさにイカのようにしゅるしゅる後じさりたくなる。こんなものを試しに食ってみようと思った、はるか古代の我らが祖先に対して尊敬の念にかられる。
 でもブツブツとぶったぎってみると急にどうでもよくなりますね。「軟体生物の死骸」から「食材」へと、急に属性が変化するからだろう。
 軟骨とクチバシだけ除いて、あとは筒切りである。

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 塩と酒を振って、キモやらスミ袋やらをまぜあわせる。

 オリーブオイルを熱して、つぶしたニンニクと唐辛子を炒め、イカを投入し、バターを投げ入れ、一気呵成に炒め合わせて完成。

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 イカの皮は、やはり剥いたほうが噛みごたえが上品かもしれない。バターの量など、研究の余地がありますね。
 でもこの味、なぜかむしょうにフランスパンを一緒に食べたくなる。コシのつよいバゲットかバタールを軽くあたためて、イカと黒いソースをのせてかぶりつきたい。

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